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忘れることに備える記録

観たり・聴いたり・読んだり

読んだり・買ったり

12月に入り、今年もいよいよ終わり…に近付いてきて、年末休暇に入るということで話題の作品も色々ありますよね。とりあえず邦画2本を観たいなーと思いつつ2本とも観に行けるか不安。

仕事は何故か今年やたら忙しいし、個人的にも車の保険等12月に契約更新を迎えるものが多いし、大掃除もしなくてはいけないし…年末のこの忙しい感じは何ですかね。

忙しくなるとストレス発散が本の購入に向く私は着実に積読を増やしております。

ってことで本やマンガをズラッと。

 

・『BLUE GIANT』7/石塚真一

まずはこれでしょう。ようやく7巻!

今回の表紙も素敵です!玉ちゃんがクール!

JASSとしての成長と共に雪祈の挫折?というか鼻を折られることによってこの3人がまだまだ伸びることを存分に予感させてくれます。でも巻末が玉ちゃんだったのがちょっと寂しくなったりも。

そして大の贈ったフルートでの彩花の動きはこれから来るんでしょうか。

あと本当の巻末に作者とハービー・ハンコックウェイン・ショーターのインタビューが載っております!これもまた面白かったです。

あー8巻がまた待ち遠しい。

BLUE GIANT 7 (ビッグコミックススペシャル)

BLUE GIANT 7 (ビッグコミックススペシャル)

 

 

・『僕だけがいない街』1~6/三部けい

面白いという噂はかねがね聞いていた作品。

あまりにも面白いと言われると逆に手を出せないひねくれ者な私はスルーしていましたが、『リトルプリンス』を観に行った時に映画の予告が流れ何となく気になったので、その帰りにまとめて買ってきました。

いやー、面白いですね!やっぱ人気あるだけあるね!

夢中になって読み進めました。

4巻くらいで犯人の予想がだいぶ決定的になってきて「こんな感じでどれだけ持たせれるのか」といらん心配をしていましたが、いやー、犯人がわかった上での展開に驚きつつもまだまだ戦いは続く感じに「やられた感」というか「そうきたか感」。

純粋に楽しい作品です(FUNNYの意味ではなく)

今月に7巻が出るとか…楽しみです。

 

・『しろくまカフェ today's special』1/ヒガアロハ

しろくまカフェ』の新作です。

リアルタッチな動物が大好きな身としては見ているだけでも癒しな作品。

色々な動物が質感を持って出てくるのでもうニヤニヤがとまりません。

こんな世界で生きたい…

 

・『この音とまれ!』10/アミュー

買ったのに読んでいなかったことに今気づきました。

読みます。

この音とまれ! 10 (ジャンプコミックス)

この音とまれ! 10 (ジャンプコミックス)

 

 

・『ハイキュー!!』19/古舘春一

絶賛積読中ですが、やはり新刊は購入。

ハイキュー!! 19 (ジャンプコミックス)

ハイキュー!! 19 (ジャンプコミックス)

 

 

・『僕がコントや演劇のために考えていること』/小林賢太郎

中学生の時からラーメンズが大好きです。ラーメンズの公演でディスク化しているものは全て購入するくらいには。

小林さんの単独なものはまだ揃えられていませんが。

これは欲しい本があって本屋さんに行った時に、目当ての本がなかったので適当に物色していて出会ったもの。

そんなに目新しいことが書いてあったわけじゃないんですが、それでもそのブレなさというか、一貫して「小林賢太郎」であるところが面白いし好きです。

僕がコントや演劇のために考えていること
 

 

・『命売ります』/三島由紀夫

母に借りて読んでいる本。

今半分くらいまで読みましたが、普段(有名な作品という意味)の三島文学とは少し毛色が違うような、でもそこにちゃんと三島由紀夫を感じることのできるエンタメ作品です。

そもそも三島由紀夫にこんな作品があることを知りませんでした。

残り半分も楽しんで読みます。

命売ります (ちくま文庫)

命売ります (ちくま文庫)

 

 

 

最近はこのくらいかな。

ちなみに買いに行ってなかった本は古橋信孝さんの『文学はなぜ必要か:日本文学&ミステリー案内』です。

新聞の書評で見て面白そうだったんですが近所の書店でも売り切れ、Amazonでも品切れ中です。

また地道に探してみよう。

文学はなぜ必要か: 日本文学&ミステリー案内

文学はなぜ必要か: 日本文学&ミステリー案内

 

 

リベンジ・トラップ/美しすぎる罠

RETURN TO SENDER

2015年制作 日本公開無し アメリカ 94分

監督:フアド・ミカティ

キャスト:ロザムンド・パイク、シャイロー・フェルナンデス、ニック・ノルティ、カムリン・マンハイム、イリアナ・ダグラス

ある日、自宅を訪ねてきた謎の男にレイプされてしまった看護師のミランダ。

心身に傷を負った彼女は退院後、刑務所に収監されたレイプ犯に手紙を送り続ける。しかし、手紙は封が開けられぬまま全て返送されてくるのだった。

そこでミランダは、男の元へ面会へ行くことに。

ワンピースに着替え、綺麗にメイクし、何度も男に会いに行くミランダ。

次第に2人の距離が縮まる中、遂に男が出所することになるが… 

 

寒いですね。寒いです。

とにかく寒いのが苦手な私は日々寒さに愚痴愚痴言いながら生活しています。

映画を観てもあまりの寒さに手がかじかんでキーボードがうまく打てず、なんだかんだと書くのを先送りにしてしまってます。

あまりに溜まると感想を忘れそうなので少しずつ書いていかなくてはね。

 

ってことで、『ゴーンガール』で恐ろしい女を素敵に演じてくれたロザムンド・パイクの主演作ということで借りてきたこの『リベンジ・トラップ』。 

いやー…イマイチだったな。

いや、期待していたロザムンド・パイクの演技という点ではとても良かったです。でも今回も『ゴーンガール』のエミリーに近いイメージのキャラで、「知的で恐ろしい女性」ってのが非常に合うのはわかったけど個人的にそれはエミリーでお腹いっぱいだった気もします。

で、ストーリーはと言うと『リベンジ・トラップ/美しすぎる罠』←これです。

邦題のまま。まま過ぎて逆にビックリ。なので「驚愕の結末が待ち受ける、衝撃のサスペンス・スリラー」って煽られても別に驚愕の結末ではなかったな。

日本未公開なのもちょっと納得な、パイク目的で観るにはそこそこの作品です。

正直新作で観なくても旧作になって観るくらいがちょうど良いかと思います。

 

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイプされた看護師女性が犯人の男に復讐する話です。

ですが、復讐の仕方が回りくどいというか全くのれない。

犯人が自分に対して少なからずの好意を持っていたことを利用して時間をかけて復讐していくのですが…

復讐を達成しても観ているこっちは全くスッキリしないし、達成感もない。

そもそも出てくる人が全く!誰一人!好きになれないのです。

主人公と犯人は勿論、同僚達も父親も、誰一人好きになれない。

感情移入もできないし、ただただ若干の不快さを感じながらオチのわかる復讐を観続けていく…

主人公はレイプされたことによって壊れてしまった…みたいな感じで描かれているし、まぁそうなんでしょうけど、まずそもそもの時点でも「なんかなー」な人で。

それは母親に虐待?されていたからなんだろうな、とは思いますが最初からこんなに気持ちを乗せれない主人公でいいのか。

『ゴーンガール』はその点最初はエミリーにがっちりと気持ちを持っていかせてくれるので楽しく観れたんですが。

 

観賞から2週間くらい経つんですが、日に日に「うーん…」となってくる作品です。

そして意外と書くことがなかったな…

アレがイマイチ、ここが微妙って感じじゃなく「全体的にイマイチ」な作品でした、私としては。

ただ繰り返しますが、ロザムンド・パイクの怖い女感は抜群でした。

 

リベンジ・トラップ/美しすぎる罠 [DVD]

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リトルプリンス 星の王子さまと私

THE LITTLE PRINCE

2015年制作・公開 フランス 107分

監督:マーク・オズボーン

キャスト:ジェフ・ブリッジスレイチェル・マクアダムスポール・ラッド、バッド・コート

母親の言う通りに、いい学校に入るべく必死で勉強する少女の隣家には、昼間は裏庭にある破損した飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を見ている老人が暮らしていた。

引っ越してきて以来彼のことが気になっていた少女は、ある日母親に黙って老人と接するようになる。

若かった時代に飛行士だったという老人は、かつて不時着した砂漠で出会った男の子の思い出を語りだすが… 

 


映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』予告編 日本語吹き替え版 - YouTube



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※個人的な気持ちでネタバレ無しでダラッと書きます。

 

 

先週はもう意味がわからないくらい仕事が忙しくて映画を観てもなかなか書けず。

あ、忙しかったのと、あとデレアニをDVDで観てたからかも…

初めてこういうのに微ハマりしてまして。

って言っても私の推しメントップ2はアニメに出てきてないんですが…2期には出てくるのかな?

とりあえずアニメではきらりと武内Pが堪らないです。ボーナスが出るからって購入までいかないよう自分にブレーキをかけたいと思います…

 

ってことで観て1週間くらい経つ『リトルプリンス』を。

昔から大好きなサン=テグジュペリの『星の王子さま』が映画化ってことで「これは観に行かなくては!」と一種の使命のように感じていた作品。

でも大好きだからこそ「どうかなー」って気持ちもあったんですが、良かったです。

本当に良かったです。

おじいさんのお話の中の王子さまが久々に会った懐かしい友達のような気分になるくらい可愛くて、もう昔から思ってた通りの王子さまがそこにいて。

キツネもヘビもバラも、もうそのままでした。それだけでも満足です。

しかし勿論それだけじゃない。

原作を踏まえた上できちんと新しく話が展開されていて、それがたとえ予想がつくものだとしても大満足でした。

まぁ『フック』のような展開はある意味「そうきたかー」って感じでしたが。

あ、『フック』は大好きです。小学生の頃からよく家族で観た1本です。

 

で、『リトルプリンス』ですが、私は原作のファンで何度か繰り返し読んでいるのですが、未読の方は楽しめるのか…どうなんですかね。

おじいさんのお話の中は原作に忠実に作ってあるんですが、やっぱ端折ってもあるんで。

まぁ読んでないと楽しめないってことはないと思います。

原作ファンとしては観賞前でも観賞後でもいいんで是非原作を読んでいただきたいです。

私は中学生くらいに初めて読んだんですが当時はイマイチ理解できなくて、でも所々心に残る言葉があって。

その後高校生、大学生と大きくなるにつれ物語から感じるものが変わっていき、その度にどんどん自分の中の大切な一冊になっていきました。

哲学的なことが書いてあるんですが、押しつけがましくないというか…

 

原作も含め『星の王子さま』は個々感じることが違っていいと思うし、そこに感じたものは心の隅にそっと置いておいていいものだと思うので今回はネタバレとか感想ってものは省略します。

とりあえず『星の王子さま』に老人が入るなんて、そんなん私はもう好きになるしかないし泣くしかないのです(笑)

私は字幕で観たんですが、レンタルが出たら今度は吹替でもう1回観たいな。

恐怖分子

恐怖分子

1986年制作 香港・台湾 109分

監督:エドワード・ヤン

キャスト:コラ・ミャオ、リー・リーチュン、チン・シーチェ、ワン・アン、リウ・ミン

銃声が響き渡る朝。警察の手入れから逃げ出した混血の少女シューアン。

その姿を偶然カメラでとらえたシャオチェン。

上司の突然の死に出世のチャンスを見出す医師のリーチョンと、執筆に行き詰る小説家の妻イーフェン。

何の接点もなかった彼らだが、シューアンがかけた1本のいたずら電話が奇妙な連鎖反応をもたらし、やがて悪夢のような悲劇が起こる。 

 

今年リマスター上映されたエドワード・ヤンの作品がレンタル開始していたので思わず借りてきました。

エドワード・ヤンは何となく気になってたものの手を出さなかった1人。

今回良い機会だと思って観たんですが…今の私にはあまりグッとこなかったかな。

でも違うタイミングで観ていたらハマったかもしれないな。出会うタイミングって大事ですもんね。今までで1番それを思ったのは村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』。

私は大学に入るまでほとんど1950年代くらいまでの純文学しか読んでいなくて、20歳くらいからそれ以外を読みだしたんですが、『コインロッカー・ベイビーズ』は確か23歳くらいの時に読んで「面白い…けど5年から10年くらい前に読んでたらもっと面白く感じただろうし、色んな意味で自分の人生に何かしらの影響があっただろうな」と思いました。もうあの話に全力で乗っかれる年齢ではなかったというか。

現代文学(と言うのかな?)を読み始めてからこの感覚はたまに味わいます。高校生までの自分は好き嫌いが多かったと反省。

で、この作品もそんな感じ。

台湾の当時の社会問題を扱っているようですが、まぁこういうのって根本的にはどの時代でもどの国でも通じるというか。銃が街中でぶっ放される感覚は日本ではわからないけど、現代社会に生きる人々の孤独、的なのは今の日本でもわかることなのでそこらへんの違和感はないんですが…なんていうのか…『コインロッカー・ベイビーズ』と同じ感覚になりました。

この話に全力で乗っかれる年齢ではないって感じ。

人は誰しも誰かの「恐怖分子」になり得る、なんてことはもうそれなりにわかっているので。

でも映像はアートな面では良かったです。光と音の具合が過剰気味なんだけど自然で日常っぽくもある。不思議な感覚。

個人的にはゴダールを彷彿としたり。小物の感じとかカット割りとか結構赤が目についた気がするところとか、登場人物が観客の方を向いて喋ってくる感じとかね。

まぁ私はこの手の作品を観ると大体ゴダールを感じるので(笑)

 

そこそこ面白かったけど他の作品に続けて手を伸ばそう、とまではいかなかったって感じかな。

 


恐怖分子 - 映画予告編[HD] - YouTube

 


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以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか脚本が個人的にうーんって感じなんだよな。

登場人物がそれぞれ悩みや思いを持っていて交錯していくって話は結構好きなんですが、これはちょっと交錯のさせ方が力技な感じが。

まず登場人物のほとんどに感情移入できないのに、納得できないような交錯の仕方をしていくからなんかずっと「うーん…」って思いながら観ていたような。

しかも序盤っていうか前半半分くらいが結構退屈。

いや、物語の導入部分で色々彼らの生活や状況を見せてくれているのはわかるんだけど…でもちょっと退屈だったな。

で後半状況が動き出すんだけど「え?」って感じるくらい変わらないというか。

いや、あらすじにあるように悲劇の方に進んでいくんだけど、それはリーチョンにとってで、他の人たちは変わらずな気が。

あれだけ無理にでも交錯させていくのにそれによって大きな変化を得るのはリーチョンだけというか。結局うまくいかなくなっての自殺っていう。

いや、まぁ社会なんてそんな簡単に変わらないんだけどね、わかっているんだけどね、みんな劇的に変わってたら変わってたで「簡単に変わり過ぎ」とか言うかもしれないんだけどね。

なんか「ここまで観てきてこれ?」って感覚を久々に味わったというか…期待が大きすぎたのかな?

これだけの人数をメインっぽく使った割に活かしきれてないと感じるし、そもそも「知らない誰かが自分の人生を破滅させる1ピースになる」というようなテーマがあまり機能していないっていうか。

そりゃシューアンのいたずら電話は1つのきっかけだったかもしれないけど、あれによってリーチュンの人生が台無しになったって感じが弱かったような。結構自業自得な感じを感じたからな。

うーん、ストーリーは本当にハマらなかったな。

でもやっぱ最後まで観れたのは映像のおかげかと。

こういう映像が特別好きなわけではないですが、それでもやっぱり観ていて面白いな、とか綺麗だな、とかは感じました。

 

オススメはあまりしないけど、興味を持った方は観てもいいと思う、そんな感じでした。

 

恐怖分子 デジタルリマスター版 [Blu-ray]

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ぼくたちアンディモリ~日比谷野外大音楽堂ライブ&ドキュメンタリー~

ぼくたちアンディモリ~日比谷野外大音楽堂ライブ&ドキュメンタリー~

andymori

 

 

最近更新しなかったのはテニスのツアーファイナルに時間を取られているからです。

テニスの試合をTV観戦するようになって2カ月くらいの超新参にわかファンなんですが、元々テニス好きな弟と観始めてから楽しくてしょうがないです。

バブリンカとフェデラーが好きで昨日は2人の試合が観たいが為に5時まで気合で起きてました、土曜日は仕事だったのに。24時間近く起きて観るテニスの試合は記憶が途切れ途切れで一応録画もしていたので起きてからまた観たのでした。

ってことで2本映画を借りてきているのですが時間配分が…

とりあえず今日、今から決勝なので明日から観始めなくては。

ってことで今回はちょっとイレギュラーなものを。

 

 

今回はライブDVDです。

これは当時買って何度か観返してる1枚。

アンディモリは『everything is my guitar』で出会ってから好きで、ライブも「秋の楽園ツアー」には行ったのですが私としては後藤くんのドラムが好きで好きで、いや、岡山さんも良いのですが…後藤くんのドラムが好きで結局それ以降ライブに行くことはなくこのDVDを繰り返し観ているのです。

 

これは私の好みなのですが、アーティストにしろ、俳優にしろ、あまり近くに来ないでほしいってのがありまして。

何ていうのか…偶像的な感じで存在していてほしいというか。いえ、実在するのはわかっているし、ライブ大好きなんですけど…

完全な受給者と供給者でいたいというか。

某バンドの昔のように「黙って座って聴け」くらいの感覚で良いのです。

変に客いじりとか慣れ合いとかはいらないというか…いえ、勿論楽しませようとしてくれるのは物凄く嬉しいんですが、~30人くらいの規模のライブだとめっちゃアーティストと客の関係が密接(馴染みの客なら特に)じゃないですか、あれがちょっと苦手なんです。

あ、フラカンとかトライセラみたいな和気藹々としながらも一線のある楽しいライブは大好きです。

 

前置きがだいぶ長くなりましたが、このライブDVD。

その点で最高なんです。

MCなんてほぼ無し。最初からガッツリぶっ飛ばしてくれます。正直堪らない。理想のライブと言っても過言じゃないです。

ドキュメンタリーも併せているのですが、最初の1回以降ドキュメンタリー部分は飛ばしています。裏側もあまり知りたいとは思わないんだよな。

もうこのライブDVDに心底しびれまして…でも「秋の楽園ツアー」はだいぶこのライブとは雰囲気が違っていて…いや楽しかったんですが…2回目に繋がらなかったな。

あ、CDとしてはそれ以降も好きです。アルバムとしては『革命』が1番好きです。でも曲としては『ベースマン』が1番好きです。

 

とにもかくにもこのライブに関してはうまく言葉にできないんですが観ていただきたい。

何度観ても私はこのライブにしびれ、後藤くんのドラムにしびれるのです。

ああ、また観たくなってきた。

とりあえず昨日も夜更かしして眠いけど、今から決勝を観てきます。

 

ぼくたちアンディモリ~日比谷野外大音楽堂ライブ&ドキュメンタリー~ [DVD]

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少人数作品『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』と『毛皮のヴィーナス』

今回は最近観たものの、1つの記事としてまとめることができなそうで見送りにしていた2作品をまとめて。

意識していなかったのですが2作品とも少人数作品だったのでちょうど良いかと。

どちらもぼんやりとネタバレしているので未見の方はお気を付けください。

 

そしてこの記事は何故か2回消えまして…書くのが3回目になるのでもう何を書いているのか自分でもよくわからなくなってきています… すみません。

 

・『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』

『LOCKE』

2013年制作 2015年日本公開 イギリス・アメリカ 86分

監督:スティーヴン・ナイト

キャスト:トム・ハーディ、オリヴィア・コールマン、ルース・ウィルソン、アンドリュー・スコット、ベン・ダニエルズ

超高層ビルの工事を手掛け、翌日に重要な作業を控えている大手建設会社のエリート社員アイヴァン。

妻と息子たちの待つ家に帰ろうと愛車のBMWに乗り込むと、1本の電話がかかってくる。それを機に、彼は自宅ではなくロンドン方面の高速道路に車を走らせていく。

電話で部下に翌日の作業を一方的に押しつけ、妻に自宅に戻れなくなった原因を告げるアイヴァン。

一刻でも早くロンドンに向かおうとする中、困惑する部下、解雇を宣告する上司、憤怒する妻からの電話を受け取る。

 


「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」予告編 - YouTube

 

みんな大好き?トム・ハーディの1人芝居です。

世界のイケメンランキング3位のトム・ハーディが車内で86分間あーだこーだと電話したりする話です。

電話の相手として声の出演はあるんですが、本当に画面上にはトム・ハーディのみ。

私はトム・ハーディと言えばバットマンでフガフガしてるイメージしかなかったのですが、86分間飽きずに観れる演技でした。

まぁ内容としては何とも言えない感じだったのですが…。すごく独りよがりな男の話としか。なんか父親と色々あるようなんですが、イマイチよくわからず。

しかし子供が何とも可愛いと言うか、良い子と言うか。だからこそ余計アイヴァンにムカついたりもするんですが。

とりあえずトム・ハーディを観る作品としては価値ありです。あと86分完全な1シチュムービーとして構成が良かったと思います。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

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・『毛皮のヴィーナス』

『LA VENUS A LA FOURRURE』

2013年制作 2014年日本公開 フランス 96分

監督:ロマン・ポランスキー

キャスト:エマニュエル・セニエ、マチュー・アマルリック

高慢で自信に満ちあふれている演出家トマは、あるオーディションで無名の女優ワンダと出会う。

品位を全く感じさせない彼女の言動や容姿に辟易するトマだったが、その印象とは裏腹に役を深く理解した上にセリフも全て頭にたたき込んでいることに感嘆する。

ワンダを低く見ていたものの、オーディションを続けるうちに彼女の魅力に溺れていくトマ。やがて、その関係は逆転。

トマはワンダに支配されていくことに、これまで感じたことのない異様な陶酔を覚えてしまう。

 


『毛皮のヴィーナス』予告編 - YouTube

 

年末くらいにミリオン座、センチュリーシネマのトイレでよく見かけたこの作品。

「SM系かー、興味ないな」くらいにしか思っていなかったんですが、こないだ予告を観たら「マチュー!!」となりまして。

マチュー好きです。カメレオン俳優と言われますが決して爬虫類的な顔だからということではない(当然)、でもあのギョロッとした目が素敵。

ってことで早速借りてきました(笑)

 

いやはや、フランス映画って難しい。

マゾッホの原作「毛皮を着たヴィーナス」も読んだことはなく、でも一応あらすじは知っていたのですが想像していたものと違った。これは…ワンダが神の化身でトマを罰しにきたとかそういうのなんですかね?ちょっと私にはわからないので詳しくは知識のある方の批評とかを読んでもらうといいと思います。私もお世話になろうかな。

ストーリー的にはそんな感じで私は面白いとか面白くないとかそういう次元にすら立てていないのですが、それでも映画としては面白かったです。

2人だけの1シチュエーションムービーというこの感じが上手く活かされていて、だからこそ観ているこっちはどんどん困惑してくるというか。

オーディションということで劇を演じていくんですが、その密室具合が上手いこと手伝って2人の会話が劇なのかリアルなのかわからなくなっていきます。

その惑わせ方がなんとも秀逸でした。「あれ?」「あれ?」の連続でこんがらがって、でも不快な困惑じゃない。「あれ?」と思いながら観るのが結構楽しかったです。

ってことで構成と俳優が素晴らしい作品でした。

マチューは勿論、エマニュエル・セニエはポランスキー監督の奥さんなんですが、登場した時は普通の熟女なんですが、観ていくうちに美人に見えてくるから不思議。ボディラインも熟女なんですけどね。なんか凄い人でした。

しかし脚本家(脚色家らしいですが)と女優ということで、トマとポランスキー監督を少し重ねて考えてしまったりして…そんな自分が嫌になった(笑)

 

とりあえずストーリーは置いておいても、ある意味観る価値ありな作品です。難解なストーリーですが私は96分飽きずに楽しめました。

 

おみおくりの作法

STILL LIFE

2013年 2015年日本公開 イギリス・イタリア 91分

監督:ウベルト・パゾリーニ

キャスト:エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガット、カレン・ドルーリー、キアラン・マッキンタイア、アンドリュー・バカン

公務員のジョン・メイは、ロンドン南部ケニントン地区で亡くなった身寄りのない人々の葬儀を執り行う仕事をしている。

いくらでも事務的に処理できる仕事だが、律儀な彼は常に死者に敬意を持って接し、亡くなった人々の身内を捜すなど力を尽くしていた。

糸口が全て途切れたときに初めて葬儀を手配し、礼を尽くして彼らを見送ってきたが… 

 

なんとなく気になっていた作品。1週間レンタルOKになっていたので観賞。

とても良かったです。

静かで慈愛に満ち、かつ残酷で、しかし美しいこの作品。序盤から結構胸を掴まれていたのですが、ラストが、ラスト30秒くらいが…普段こういう演出?は好まないのですが良かったです。一気に涙が零れました。

他人に敬意を払うということは当然のことだと思うのですが最近はなんだかそういうことができない人がちょいちょいいるなーと感じていて(まぁそういう人に対しては私も敬意を払わないんですが)、しかしこのジョン・メイという存在を観てとても心が救われる気分になったというか。

見ず知らずの故人に敬意を払うというのは本当に心からの人に対する敬意がないとできないことだと思います。ジョン・メイはそれはもう生死も問わず、宗教の違いも、それこそホームレスにでも分け隔てなく敬意を払うのです。

誠実で几帳面で真面目な1人の男が1人の男の死によって少し変わる、その少しの変化が彼の人生に与える影響、そして真摯に仕事をしてきた男が得たもの。

観終わった頃にはきっとジョン・メイを愛しく感じ、彼の傍に寄り添いたくなる。

寂しげな秋の夜長にじんわり沁みる良作でした。

 


「おみおくりの作法」予告編 - YouTube


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以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孤独死した人の生前の親交を調べ、宗教を調べ、誠意をもって葬儀を行う民生係のジョン・メイが、「経費削減」の為に解雇が決まり、最後の案件である真向いに住む男の人生を辿るお話です。

「火葬にしてしまえばいい」と言われる仕事を何とか手を尽くして葬儀に参列してくれる人を探し、手掛かりがなくなるまで遺体安置所にお世話になりつつ、故人の人生を調べ弔辞を書き、1人ででもその人に合った葬儀でお見送りをする。何とも非効率的で不経済的な仕事をするジョン・メイ。

とても真摯に仕事をする彼もまた孤独で、ルーティンのように決まりきった日常を繰り返し、交通安全教室で習うような「右、左、右」を確認して信号を渡る。夜には身寄りを見つけてあげられなかった人の写真を集めたアルバムを見つめる生活。

でも孤独な人だから他人の孤独をわかってあげているとか、そういうのじゃなくて、ジョンのそれは人に対する敬意なんだよね。

そこらへんは説明的でなくちゃんと画面から感じ取れるからいい。

本当エディ・マーサンがジョン・メイにハマり役で。とても魅力的に演じてくれているから何とも愛おしいんだよね。

 

そしてそんなジョン・メイが解雇を機会に向かいに住んでいるも見ず知らずのビリーの人生を調べ始める。

孤独死した人にも想ってくれる人がどこかにいて、その死が誰かの悲しみになる。

それを証明するかのようなジョン・メイの行動が静かに観ている人の心を揺さぶります。

そしてビリーの娘に会い、ジョン・メイの人生が変わりそうだったその時。

いや、もう変わっていたのでしょう。

犬のマグカップを2つ買ったジョン・メイがバスに向かって、多分人生最初の飛び出しをする。

あんなに慎重だったジョン・メイが。

それでもあんなに無表情だったジョン・メイは道路に倒れたまま微笑むのです。

自分の為に買った眺めの良い墓地で寝転がっていたシーンと対になるシーンですが、まるで逆のような表情をするのです。

ビリーの人生を辿ることによって彼には何か変化が起きたのでしょう。ケリーに出会えたこともその1つかもしれませんが、まだ出会えただけなのに。でもジョン・メイはそう思える相手に出会えただけで幸せ、孤独でなくなったかのような表情をするのです。

それでも彼の葬儀には誰も来ず、牧師さんのみで葬儀が行われ、眺めの良い墓地はビリーに譲ってしまったので墓地の片隅の公共墓地に埋められる。

そして譲った墓地ではビリーの葬儀が行われており、ジョン・メイが葬儀に来てくれるよう頼んだ人達がビリーとのお別れをしている。

他人の死を孤独な葬儀にしない為に尽力したジョン・メイ、しかし彼の葬儀は何と孤独なことか。

そのやるせなさが、切なさが、人生の残酷さが、とても苦しくなるのです。

彼のやっていたことはなんだったのか…そう思ってしまうようなそのラスト。

しかし…

ジョン・メイの行っていた行動が一体どういうものだったのか、それがわかるラストのラスト。

それは是非自身の目で確かめていただきたいです。

 

個人的にスージーの飼い主の話がすごく胸が抉られるような気分でした。

それでもジョン・メイの弔辞が優しくて、ジョン・メイのその優しさに救われるのでした。

 

原題の『STILL LIFE』は静物画という意味ですが、ジョン・メイの人生は確かに静物画のようなものだったなと。

邦題は語感はなんか良いですが、タイトルとストーリーには少しズレがある気がします。