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ザ・レイドGOKUDO

ザ・レイドGOKUDO

制作2013年 日本公開2014年 インドネシア映画 146分(150分)

監督・脚本:ギャレス・エヴァンス

キャスト:イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、ティオ・パクサデウォ、アレックス・アッバド、松田龍平遠藤憲一北村一輝

潜入捜査官ひとりVS.マフィア、日本人ヤクザ、殺し屋たち…

 

新世紀のアクション総力戦!

 

新人警官である主人公ラマ。警察の上層部に命じられたラマは、悪の世界に潜入することになる。

組織を上へとたどり、トップで糸を引く悪徳政治家や汚職警官に行き着くために、彼は偽名で刑務所に入り、マフィアのボスの息子であるウチョの信頼を得て組織の一員になる。

やがて父親への反抗心から新興のギャングと手を組み、成り上がりを企てるウチョの陰謀に巻き込まれていく。

対立する日本人ヤクザとの抗争、そして殺し屋たちの暗躍…

ラマは誰も対峙したこともない、終わりのない死闘を繰り広げることになるー。

 

観てきたったよ、GOKUDO。

1人映画デビューしてきた。そんくらい観たかった。

県内では2カ所でしかやってなかったので名古屋パルコ内のセンチュリーシネマへ。

地下鉄久々に乗ると疲れるわ…ってのはまぁよくて。

ギリギリに着いて予告の最後の方で滑り込み入場。

 

めっちゃ面白かった!いやー、めっちゃ面白かった!!

ハリウッドのリメイク権でお金入ったから本当に作りたかった話を作るとは聞いてたけど、ストーリーめっちゃある!笑

しかしアクションは健在、むしろよりスプラッター感強まった。大画面で観たからか「ヒィィィィ!痛い痛い!」ってなったわ。

それに前作は1シチュエーションだったけど、今回はいろんなとこで戦う、カーチェイスまである。

「金かけてるなー」ってしみじみ。そりゃ大作に比べたらそうでもないかもしれんけど、前作を観てるから感慨深くなったよ…

 

今年はもう数作品映画館に観に行こうと思ってるけど今年のナンバー1はこの作品でいいです。前作観てなくても観れると思うからみんなもっと観たらいいと思う、上映館少ないけど。

 


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以下ネタバレ

 

 

 

始まった途端、誰かが殺される場面。覆面されてるけどいい身体の人だなーって見てたらアンディ!お兄ちゃん!!

出てきたけど、いきなり死ぬ役?お兄ちゃん!

ああ…アンディが…

と悲しくなりつつ始まりまして。

 

そして前回狭い廊下での戦闘が見応えあったわけですが、今回は始まりからトイレ。

より狭いとこでの戦闘でございます。

そしてラマは新人警官のわりに動じない。相変わらず強すぎ!(心も)

刑務所での泥の戦闘は、さすがに泥が多すぎて途中から誰が誰だか…そんなに泥ある?ってくらいの泥。泥ハネ的な見応えはあるのかもしれんけど、さすがにやり過ぎでしょう…

そして「せっま!」って思った今回のベスト狭い戦闘は車内。しかも5人乗ってる。いや、狭すぎだろ。しかしガンガン戦います。

こうなってくるとシラット習いたくなるよね(笑)本当に最強なんじゃないかって思う、護身術としても、いや狙われんけどさ、命。

しかしカーチェイス凄かった。インドネシアの公道を完全封鎖して撮影したらしいけど、一般の人から大ブーイングきたらしいです。でもこの迫力のためなら仕方ないよねって思う。

 

あとブジョの手下のバットマン&ハンマーガール兄妹。バットマンはバットで撲殺したり殺人ノックしたり…ハンマーガールもハンマー二刀流で…どこのB級映画って感じですが、まぁこれも味だよね。

ラスト間際の兄妹対ラマの戦いも良かった。

しかしこの兄妹(特に妹)にはドラマがありそうですが特に描かれず…

入れたら何時間になるんだって感じですが観たかったような。

 

そして日本人勢!いやー、エンケンはどこでもエンケンだね!いいね!松田龍平もいいです!外道感あるよね、この人。北村一輝はほぼ活躍無し。予告にあったエスカレーターでの活躍はカットされてたと思われ。

そう、これ4分もカットされてるのです。多分特にグロいシーンかな?ノーカットはR18、通常公開のはR15ということで。このR18バージョンは東京の1映画館で上映されてるそうですが、さすがに観に行けないからね…

公式サイトではR18バージョンを全国上映する投票?をしております、私はとりあえずバシバシッとしてきました。ディスク化する時にR18バージョンにしてくれればそれでいいけど。

それは置いておいて、GOKUDOってサブタイトルの割に日本人勢の活躍は多分次回作ですね。

でも日本人勢関係で1番ツッコみたかったのは、ヤクザ事務所がショボ過ぎる…

インドネシアマフィア事務所はめっちゃ立派なのに、ヤクザ事務所は安っぽそうなそこらへんの会社の事務所っぽい。スチール机みたいな…もうちょいなかったんか…

 

しかしね…この映画での1番のツッコミ所はね。

ヤヤン。そう、前作でマッド・ドッグを演じたヤヤン・ルヒアン。

予告を観て「マッド・ドッグ生きてるの?」ってなってましたが…。そして普通に出てきましたが。

なんか様子がおかしい…でもこれヤヤンだよね?って思いつつ観る。

あれ?こんなバックグラウンド?うーん、マッド・ドッグって本当はこんなんだったのか…ん?あれ?プラコソ?本名?あれ?バングンと長い付き合い?え?え?

しばらくしてから「別の役か!」とようやく気付く。

まさか同じ役者が違う役で出てくると思わないじゃない!

しかもプラコソの死は話に大きく関わるけど、人となりと言うか家族の話はいらなかったんじゃないか…むしろハンマーガールたちの過去の方が気になるよ…

ヤヤンを役者としても使いたかったのかな。

しかしややこしいよ!役柄も違うしね!

ちなみにパンフレットのキャラ相関図。

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1のラスボスと言っても過言ではないマッド・ドッグは存在しなかったことに…


 

でも全体としてはかなり面白かったです。

覚えてない部分もあるだろうけど、ディスク化してもう1度観たらまた書くかな。

早くディスク化してほしい…今度は廉価版出るまで待てなそうだな…

そして3が早く観たい。でもギャレス・エヴァンスは3を撮る前に英語映画を撮るらしいのでまた2、3年後か…待ち遠しいな。