忘れることに備える記録

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ダージリン急行

The Darjeeling Limited

制作2007年 日本公開2008年 アメリカ 91分

監督:ウェス・アンダーソン

キャスト:オーウェン・ウィルソンエイドリアン・ブロディジェイソン・シュワルツマンアンジェリカ・ヒューストン

魅惑的なインドを舞台に、大人に成り切れない3兄弟が列車での旅を繰り広げるヒューマン・コメディー。

 

父の死をきっかけに別々の道を歩みはじめ、それぞれの人生で悩み迷っていたホイットマン家の3兄弟、フランシス、ピーター、ジャック。

あるとき、事故で九死に一生を得たフランシスは、兄弟のきずなを取り戻すたえ、弟たちをインド旅行に誘う。

 

グランド・ブダペスト・ホテル」を観て、ウェス作品をもう少し観よう、だってブロディがよく出てるし!ってことで。

数年振りにレンタルカードを作ってきました。そして借りてきました。

レンタルっていいね!これからはいつもと違うジャンルもガンガン観れるよ!

とりあえず1番気になってたダージリン急行から。ムーンライズキングダムを勧められてたんですが、ブロディが出てないので後回し(笑)まぁ借りられてたし。

あと久々に観たくてMr.FOXも借りてきたのでまた後日。

 

で、 面白かった!グランド~とはまた毛色が違うのですね。

結構低評価ですし、高評価の人も映像が~、インドの良さが~みたいな感じで不安だったんですが、普通にストーリーが好きでした。

でも相変わらず色々過剰ですし、合わない人には全く合わないだろうな、とは思います。


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ダージリン急行 - YouTube

 

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

始まってすぐビル・マーレイが電車に乗り遅れます。

そしてそんなビル・マーレイを差し置いて乗り込むブロディ。

ビルマーレイどうなるんだろーって思ってたら…どうにもならん(笑)

めっちゃ豪華なチョイ役です。ウェス作品はこうなのね。

 

3兄弟が揃って最初はそこそこいい雰囲気なんですが、じわじわ滲み出てくるお互いへの不信感。兄弟の関係がゆっくりと分かりやすく描かれています。

お金持ちの我が儘なバカ息子たちが、あーだこーだ文句言いながらグダグダやる、一応旅の目的はしばらく連絡もとっていない母に会いに行く、というロードムービーです。

もちろん道中に色々あるんですが、それが何?的に感じる方も多分いるんでしょう、それで何でそんな心境の変化が出るの?みたいな。

でも実際そんな劇的なことってないじゃないですか。いや、劇的なことって人によって違うというか。何が心境に変化をもたらすかって一概にはわからないんですよね。

そして兄弟仲についても、兄弟がいる人にはわかると思うんですがケンカになるのも仲直りするのもひょんなことなんですよね。

私は兄と弟なんで、ちょっと性別的に疎外感はありますが、あの感覚は少しわかる、なんかわかるんですよね(笑)

「ああ~、あるある」って感じでニヤニヤ観てました。

笑いどころも多いんですよね、ニヤッと系の笑いですが。

 

ここがいい!ここを是非観て!めっちゃオススメ!!

 

っていうタイプの映画ではないんですし、うまいこと感想も言えないんですが、個人的には好きな作品でした。

 

相変わらず音楽の使い方良かったし。特に「オーシャンゼリゼ」ね。

途中でこのオルゴールが鳴るんですが、そこで「オーシャンゼリゼかよ」って思わせておいての、EDがこの曲!

インドが舞台の映画で「オーシャンゼリゼ」がED!

やだー!過剰ー!オシャレ押しが過剰ー!ヒャー!ってなったんですが、それが何とも合うんですよね、不思議。

 

ウェス作品って食わず嫌いというか何となく苦手だったんですが、もう少し観ていこうと思います。ブロディが出てるとより良いんですが(笑)

 

 

とりあえずこの映画の1番のオススメポイントは、やたら出てくるブロディのピンクのパンツ姿!

細いおみ足がー!!笑

これだけで得した気分に…ならんかな(笑)

個人的には堪らんかったです!