忘れることに備える記録

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オールド・ボーイ

Old Boy

2003年公開 2004年日本公開 韓国 120分

監督:パク・チャヌク

キャスト:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・へジョン、チ・デハン

ごく平凡な人生を送っていたオ・デスはある日突然拉致され、気が付くと小さな監禁部屋にいた。

理由もわからぬまま15年監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが…

 

10年近く前に観た作品なんですが、最近観た作品の予告にスパイク・リーのハリウッドリメイク版オールドボーイの宣伝ばかり入ってたので2本とも借りてきました。

前回観た時はケツの青い未成年だったわけですが、当時は何を思ったのか覚えていない…仕方ないよね。

 

とりあえず現在観た感想としては「あれ?こんなにしっくり来ないもんだっけ?」レベルでうーん…。チェ・ミンシクの演技は良かった。

けど今結構気持ち悪い感じに襲われてる…のは食べ過ぎのせい…?

グロい作品みたいに取り上げられることもありますが、私としてはそんなに。

でも私グロ(血ドバー系の)耐性は結構あるのでそっち系が苦手な方はご注意を。

しかしあんまオススメはしない。

でもそういう点ではある意味狙い通りなのかもしれないね。

そしてタランティーノの感性はやはり少しズレてるというか、アクが強い(笑)

↓は某アメリカの事件でも有名になったパケ画ですね。
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オールド・ボーイ 日本語予告 - YouTube

 

 

 

 

以下ネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近親相姦もの苦手なんだよねー、まぁそういう感情を利用しての作品なんだけど。

でも監禁の動機づけが甘いというか浅いというか「…は?」くらいのもので、その復讐の仕方がまた近親相姦(しかも親子)とか勘弁していただきたい。

 

と、私としては嫌悪感バンバンなのですが、そういう作品なんでね、別にけなしているわけではないのです。むしろそういう意味では私はまさに!な観客だと思うわけです。

 

しかし2時間ある割には密度が薄いというか。

登場人物全員の気持ちが不十分。

アクションシーンもなんかイマイチ。まぁこれは「ザ・レイド」観た後だとああいう格闘シーンは大抵ショボく見えるわな。

そして原作がマンガだからかわからないけど中途半端なコメディ感。

でも電車の中ででかいアリが乗ってるのは笑ったわ…(笑)

 

結構酷評してるようですが、これはダメな映画だってわけではなく私に合わないってだけのことですので悪しからず。

特に韓国のあのドロドロした感じ?ダメだなー…。あの恨み辛みはどこまでも…みたいな。特にこれ逆恨み?レベルだし。

その点をスパイク・リーがどうアメリカ仕様にしてくれてるのかが見もの。

 

ちなみに原作のマンガは日本のマンガなのでまた設定が違うらしいんですが、未読なのでなんとも…

読んでみようかな。

とりあえず原作では監禁時間10年、韓国版では15年、アメリカ版では20年とどんどん伸びていくのは何なのか。長いほうが偉いのか…(笑)

 

 

恒例の個人的お気に入りシーンは最初のところの酔った主人公デスが警察で散々バカをするシーン。

堪らんかったわ(笑)

あと「ホットロック」のミアズモのレベルで万能過ぎる催眠術の存在。

まぁ催眠術の「卑怯やん!」感は到底「ホットロック」には及ばないけども…

 

ってことで次回は週末くらいにスパイク・リー版を観るよ。

 

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 ちなみに原作はこんなん

 ハリウッドリメイクが決まって新装版も出たようです。

新装版 オールド・ボーイ(1) (アクションコミックス)