ソロモンの偽証 前篇・事件
ソロモンの偽証 前篇・事件
2015年公開 日本 121分
監督:成島出
キャスト:藤野涼子、板垣瑞生、石井安奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、田畑智子、津川雅彦、余貴美子、松重豊、小日向文世、尾野真千子
クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。
警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者と名乗る告発状が学校に届く。
告発された容疑者はクラスメート。
過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、また一人。
もう、大人たちに任せてはおけない。
隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される。
昨今の「前篇・後篇」とか「三部作」とかいったものが、なんかなーと思ってしまうため、観ようか悩んでいたんですがツレも観たがっていたので観てきました。
ZEPPでピロウズのライブだったのでライブ前に109シネマズで。
面白かった…というか。まぁ「前篇・事件」とついてるだけあって、事件が起こり子供たちが立ち上がるまでの話です。
前篇だけ観た感想としては、まぁまぁ。でもまぁ後篇も観ないとなーと思えるので、個人的には今のところ及第点って感じ。
ちなみにツレは「めっちゃ面白かった、早く後篇が観たい!」とテンション上がっていました。
解決編ではないので今回はネタバレ後記無しにします。
ちなみに私は原作を読んでいないのですが、一応ミステリーということでそのつもりで観賞してみましたが映画では今のところミステリーというよりサスペンス的?
裁判が始まると色々ヒントが出てくるのかもしれませんが、とりあえず前篇だけで犯人が解けるとは思えません、私のチャチい頭では。
とりあえず叙述系ミステリーばかり読んでいる私としては今までの経験からあいつかあいつらへんが怪しいし、あいつももう一転くらいする気がするな、などの何の根拠もない予想だけはしていますが。
まぁ全ては後篇を楽しみにしています。
個人的好きなシーンはマツコ家のシーン。
なんてほのぼのとした家族なんだ(笑)マツコ可愛かった。
お母さんがやたら饅頭勧めてくるのもクスリときた(笑)
しかし有名どこの大人たちを差し置いて子供たちの演技がすごく良かったです。
主演の藤野涼子さんは初とは思えない(今回の役名をそのまま芸名に)演技で「私の中学時代にクラスメートでいたら殴ってるかもしれない」と本気で思ったくらい鼻につく優等生(個人的感想)だったし、樹里役の石井安奈さんは「こういう子いるよねー、こえーわ」と思ったんですが調べてみたらまさかのE-girlsで本当にビックリしました。アイドル?をやってる子とは思えない暗い演技で、E-girlsには全く興味ないですがこの子は少し好きになりました。普通に歌とか歌ってたら気付かないと思いますが(笑)
とりあえず来月の後篇次第で評価が決まるかな。
今回はネタバレ後記無しってことで、なかなか言う機会のなかった愚痴をここでこぼしておきます。
私は何度か言ってると思うんですが、ゴダールが好きです。
なのでゴダールの新作の「さらば、愛の言葉よ」は勿論観たかったのですが、何故か名古屋、もとい愛知県、もっと言えば東海地方でこの作品を3D上映してたところが一切なかった!
三重、岐阜、静岡くらいまでなら行ってもいい覚悟だったんですが…
むしろシネマスコーレなら3D上映できることなかったっけ?
いや、私は2D・3Dある作品ならよっぽど3Dにする必要がなければ2Dで観る方です、どっちかと言えば。
でもさ!これはさ!ゴダールが3D作品として撮ったわけじゃん!
じゃあ3Dで上映しなきゃダメじゃないですか!
3Dで観た方の感想だとやっぱり3Dで観てこそのゴダール節(映像だけど)があったようで、そんなん聞いたら余計に2Dで観たくないわけですよ。
ってことで結局観に行ってないのです…いつか近辺で3D上映決定しないかなーという淡い期待を持ちつつ…
でももうないよね、これ、きっと…
ゴダールってそんなに人気ないのかな?
ディスク化しても3Dで観れるわけじゃないしなー…本当今更、とか言わないからどこかで3D上映してほしい…