フル・モンティ
THE FULL MONTY
1997年制作 1997年日本公開 イギリス 93分
監督:ピーター・カッタネオ
キャスト:ロバート・カーライル、トム・ウィルキンソン、マーク・アディ、スティーブ・ヒューイソン、ポール・バーバー、ヒューゴ・スピアー
イギリス北部のシェフィールドはかつて鉄鋼業で栄えた街だが、今では失業者の溢れる寂れた姿をさらしている。幼い息子の養育費を払うことが出来ずに共同親権を失いそうなガズもそんな失業者のひとり。
だが親友のデイヴと共に男性ストリップショーに紛れ込んだガズは女性陣の熱狂ぶりに驚き、何の取り柄もない自分たちでもストリップをすれば金を稼げるのではないかと考えた。
コメディ観たい!ってことで『ディスイズジエンド』と一緒に借りてきたもの。
『人生はマラソンだ!』を借りようか悩んでたんだけど、久々に無性にこっちが観たくなったので。
いやー、いいね!ハッピーな気持ちになるわ。いや、やるせない部分も多いんだけどね、でもやっぱ観終わって「いやー、いいね!」と思うんだよね。
冴えない奴らがワタワタしながら頑張ってる姿って堪らん。
70年代ダンスナンバーもいいよね、聴くだけで楽しくなるから不思議(笑)
しかしやっぱ名作は間違いないね、また懐かしいものを観直そうかな。
フル・モンティ (The Full Monty) - YouTube
以下ネタバレあり
観てまず思ったこと。
ロバート・カーライル若っ!!
吹替で観てたからネイサンの声がコナン君!!
私はUK映画が結構好きです。特にこういう不景気に入って鬱々としてる時代をなんとかしようとするやつ。
これは毛色は違うけどやっぱ好き。
そして6人の男全員愛すべきキャラなんだよね。
しかも親子関係、社会問題、同性愛、ED(?ただのセックスレス?)等々意外と色んな問題を取り上げているというか組み込んであるというか。
ただのコメディではないところが名作たる所以でしょうか。しかも全然押しつけがましくない。
まぁ映画自体はステージの上で素っ裸になったところで終わりなので、その後どうなったのかはわからないので、それらの問題が解決したのかどうかわからないのですが、あの終わりから予想するにハッピーエンドでしょう、と思うのと、6人は仲間内のそういう問題を笑うことはあれど、嫌悪したり差別したりすることはないってのが当たり前のように描かれているのでそれが何よりの答えだと思うのです。
しかしね、基本的に文句のないストーリー(100点満点ってわけではないですが)なんですが、どうしてもモヤッとすることがあります。
それはマンディがストリップショーを見に来ている(しかも最前列で)こと。
あんだけ「みじめ」とかなんとか散々言っておいて何楽しんでるの?この女は…とマジで思った。意味がわからない…
まぁマンディのことなんてどうでもいいですけど…
私としては残念なイケメンのガイ役のヒューゴ・スピアーが観てるだけでニヤニヤでした。良い身体(個人的にとてもいい具合の筋肉)、そして何よりいいタレ目!
そうなんです、タレ目が好きなんです。しかもずっと不敵にニヤニヤしてて誰よりもクネクネ躍る!最高です(笑)
調べてみたらジェイミー・ベルと共に『デス・フロント』に出てるようなので観てみようかな。あまり観ないタイプの作品だけど。
個人的に好きなシーンは沢山あるんですが、やっぱ職安で並んでる時にドナ・サマーのホットスタッフが流れてきて思わず体が動いてしまう5人のシーン(笑)
こんな楽しいシーンないね!
あとロンパーの母親の葬式でロンパーとガイがデキてるって気付いた時のガズとデイヴの会話。
「芸は身を助ける、でも芸は芸でも違うゲイだけどな!」ってやつ。
ありがちって思ってもやっぱ笑っちゃう(笑)
いやー本当ハッピーな気分になれた!
やっぱたまにはコメディも観なきゃダメだね!