我が家のおバカで愛しいアニキ
OUR IDIOT BROTHER
2011年制作 日本未公開 アメリカ 90分
監督:ジェシー・ペレッツ
キャスト:ポール・ラッド、エリザベス・バンクス、ゾーイ・デシャネル、エミリー・モーティマー
天然でバカ正直な男性ネッドは、警察官に大麻を譲って逮捕されてしまう。
出所後、恋人にフラれて家も追い出されたネッドは、3人の妹たちのもとへ身を寄せることに。正直すぎる言動でトラブルの絶えないネッドを嫌がる妹たちだったが、その真っ直ぐで裏表のない生き方に触れるうちに心を動かされていく。
GW用にと『太秦ライムライト』『ネブラスカ』今日観る予定の『鑑定士と顔のない依頼人』を手に取り、「休みの具合からもう1本観れるよな、コメディを入れておくか」とコメディコーナーに行ったところ、凶悪にキモ可愛いポール・ラッドのパケに惹かれこれを借りてくることに。
まぁ実際は放置していた『龍が如く5』をなんとなく再開したら4本もギリギリになってしまったのですが…
タイトル的にどうなのよ気分は否めなかったものの、ハートウォーミングコメディとしてはストーリーは定番もので及第点、でもキャスティングが良かったのでなかなかの佳作としてもいいじゃないかと。
何故日本公開がなかったのかと思うけど、まぁ劇場で観る程でもないと言われればそんな気もする…しかしコメディって大概そうじゃないかなーと思ったり思わなかったり。
時間がある時にふわーっと観るのにはオススメです。
以下ネタバレあり
素直で人をすぐ信じてしまう兄ネッドに振り回される妹3人のお話。
結婚生活をダメにされた妹、仕事での成功をダメにされた妹、彼女との関係をダメにされた妹、ってことなんですが観ているこっちとしてはレズビアンの妹以外は救ってもらったんじゃないかと思うんだけど。
まぁ王道の話運びでそんな兄のことが邪魔になった妹たちだが、兄に感化されて人生が少し変わる、兄のおかげよーって話です。
って書いてしまうとそれだけのことだね(笑)
まぁコメディなので詳しいところは無しで。
とりあえず兄ネッドがバカだけどバカなだけじゃなくてちゃんと考えている人で良かった。ただのバカが奇跡ばりに周りを幸せにしていくのはあまり好みじゃないので。
で、王道なのでストーリーにハズレはないんですが、何よりもキャストがいいね。
『40歳の童貞男』のポール・ラッドはハマり役だったし、3姉妹がみんな美人。
『ラースとその彼女』のエミリー・モーティマーもくたびれた奥さん役が美人、『(500)日のサマー』のゾーイ・デシャネルも美人、そして個人的にはエリザベス・バンクスが美人、いいわ、美人だらけだわ。
あと犬、可愛い、ウィリーが可愛い、ひたすら可愛い。
ネッドがウィリーに執着する理由がいまいちわからないんだけど、あんだけ可愛かったらしょうがない、可愛い(笑)
そしてネッドの犬がウィリー・ネルソンで、ラストに恋が始まりそうな相手の犬がドリー・パートンっていう、名前の遊びも良かったな、こういうの好き。
ってことでそこそこ満足な作品でした。