博士と彼女のセオリー
THE THEORY OF EVERYTHING
2014年制作 2015年日本公開 イギリス 124分
監督:ジェームズ・マーシュ
キャスト:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン、サイモン・マクバーニー
天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキングはケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーンと出会い恋に落ちる。
その直後、彼はALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。
それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。
エディ・レッドメインが凄いと聞き興味が湧きつつも観に行かなかった作品。
レンタル開始していたので借りてきました。
確かにエディ・レッドメインは凄かった。始まってすぐくらいは「うーん、まぁ良いけど」くらいだったんですが、徐々に病に侵されていく感じや病状が進行していく感じがすごく丁寧に演じられていて途中からはもう普通に歩くレッドメインが想像できないくらいでした。前評判は嘘じゃなかったわ。
ストーリーは個人的にはそんなに。もともとホーキング博士の恋愛に重きを置いてと聞いていたのでそんなに期待はしていなかったのですが、観てみるとそんなに恋愛の話って感じではなかったのでそこらへんは良かったですが。
恋愛の話っていうか夫婦の話でした。あの夫婦は一般的に想像する夫婦の概念とは違った気がするので、恋愛に重きが置かれているわけではなかったです。
ただ個人的な趣味でホーキング博士の病の発症と研究を主なテーマにしたカンバーバッチ主演の『ホーキング』の方が好きでした。構成とかも。
でもジェーンが原作でありながら、ジェーンに都合良く描かれているわけでもなく、やたら綺麗に描かれているわけでもないので、そういうフェアなストーリー展開は好感を持てました。ちゃんと色々と人の嫌な部分も描かれているというか。
なので期待していたよりは良かったけど、予想外のものはなかったかなって感じ。
ただレッドメインは期待以上でした。あと、ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズが可愛かったです。あとブライアン役のハリー・ロイドが格好良かった(笑)
以下ネタバレあり
ホーキングの大学院から始まり、病の発症、ジェーンとの出会い・結婚・離婚までを描く作品でした。
カンバーバッチの『ホーキング』ではジェーンと結ばれてハッピーエンドのようになっていましたが、この作品ではそれ以降にメインを持ってきていまして、ジェーンが介護疲れ?から不貞ではない浮気?をしたり、それでも学者としてのホーキングに敬意を払い献身的に支え、少しずつすれ違っていく2人を美化し過ぎずに描かれています。
まぁすれ違っていくように見えて、でもかなり初期から2人の関係は恋愛のそれではなかったような気もするけど。
ジョナサンに嫉妬しつつもジェーンの為に彼を受け入れ、着実に近づいてくる「時」を待つホーキングが言葉ではなくその表情で丁寧に演じられていました。
映像の面ではやたらと「円(丸?)」が使われていて観ていて楽しかったです。その円が何を示すのかはハッキリはわかならなかったですが、円は完全体であり、始まり?であるのかなとか…うーん、この感覚をどう言葉にすればいいのか…
ストーリーの点で「イマイチかな」と思う作品でしたが、色々と総合すると「観る価値あり」の1本だと思います。
でも映画館で観なくて正解だった気もしないでもない…(笑)
やはり私としては『ホーキング』の方を推しておきます。
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お気付きの方もみえるかと思いますが、最近観る本数が減っております。
何故ならDSのドラクエⅧが発売したから。
ドラクエだけはずっとプレイしてきたので(オンラインはやらないのでⅨまでしかやっていませんが)、ドラクエだけは外せない!ってことで映画はだいぶセーブして観ています。
クリアまではこんな感じかと。
でも『ナイトクローラー』は観たいので今週にでも行こうかなーと考え中。なんせジェイク・ギレンホールですし!
ってことでドラクエをちまちま進めてきます!