忘れることに備える記録

観たり・聴いたり・読んだり

F1日本GPと『レッド・ファミリー』と『女神は二度微笑む』

気付いたら1カ月経っているのですね、お久しぶりです。

先月からの体調不良がめっちゃスローペースで良くなってきていまして、ようやくあまり咳に煩わされなくなってきました。

この間に映画館に行きたい作品もいくつかあったのですが、咳込むのって迷惑以外の何物でもないので…なかなか行けず…って言っても実は『ピエロがお前を~』とかはちょっと咳込んでました…すみません。

 

しかしディスクでなら観れるじゃないかって話なんですが、この1カ月殆ど映画自体を観ていませんでした。

レンタル店にすら行ってない。

ってのもF1日本GPが終わってから燃え尽き症候群のようになっていまして。

本当この半年くらいはこれを糧に生きてきたと言っても過言ではない、仕事でどんな嫌なことがあっても「私はF1に行く為に働いているんだ、稼いでいるんだ」と思えば踏ん張れるような状態でして(笑)

終わって3日くらいは本当に呆けたようになり、2週間ちょっと経った今でも何となく心にポッカリと…(笑)

ドラクエすら進めていません。いつも大体発売から1カ月くらいで終わるのに未だに3割程度の進行だと思います。

「F1は来年だって再来年だってあるし」と何とか自分に言い聞かせている今日この頃です。

というわけであっという間の2日間でした(土曜日しか休みが取れなかったので土日参加)

目の前をアロンソが走っているという事実だけで震え上がるような感動でした。勿論他のドライバーも。

今年はキミのラストイヤーの噂があったので何としてでも行きたかったのですが、続投が決まった今、来年も同じ理由で行きたいと言い出すんだろうなと自身を予想。

ドライバーよりもチームとしての動きの方が気になることが多い来年への展望ですが、とりあえず今シーズンの残りGPも全力で楽しみたいと思います。

そろそろ通常モードで動き出さないとな…。

 

ってことでF1以前に観て書いてなかった2作品をまとめて。

1カ月経っているのでうろ覚えだと思います。

 

・『レッド・ファミリー』

2013年制作 2014年日本公開 韓国 100分

監督:イ・ジュヒョン

キャスト:キム・ユミ、チョン・ウ、ソン・ビョンホ、パク・ソヨン

誰もが羨む理想の家族を絵に描いたような一家。だがその正体は、母国からの密命を遂行する為に韓国に潜入している北朝鮮工作員チーム、サザンカ班だった。

表では仲睦まじい4人家族だが、玄関のドアを閉めると階級を重んじ、母国の命令を順守するスパイ集団となる。

何かと押しかけてくる隣人一家を資本主義の隷属者と見下しながらも彼らに憧れを抱き、互いの階級を忘れて家族的な絆を育むようになる4人。

そんな中、メンバーの一人が母国に残した妻子が脱北したとわかり… 

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キム・ギドク脚本・編集・総指揮をとったということで観たかった作品。予告ではもう少しギャグ要素があるように思いましたが、シリアスの方が大きかったです。

いや、予告で感じた工作員偽家族の滑稽さは作品を通してみると滑稽である以上に切ないものでした。

韓国の昼ドラ?を観ているような気分になる隣人家族の夫婦とかは「なんかもうしつこい」とすら思いましたが、クライマックスである船のシーンでは自分でもビックリするくらい泣けました。泣きながら「なんでこんなに泣けるんだ…」と戸惑う程でした。

自分の気持ちをあーだこーだ言うんじゃない、あの寸劇が彼等がいかに孤独な生活をしていたのかと思わざるを得ないというか。

でも良いシーンもあったんですが、なんか全体的な印象だと及第点といった感じ。

期待していた程ではなかったかな。

 

 

・『女神は二度微笑む』

2012年制作 2015年日本公開 インド 123分

監督:スジョイ・ゴーシュ

キャスト:ヴィディヤ・バラン、パランブラタ・チャテルジー、ナワーズッディーン・シッディーキー

イギリス・ロンドンに暮らすヴィディヤは、インドへ行ったまま行方不明となった夫のアルナブを捜すためにコルカタにやって来る。

しかし、宿泊先や勤務先にアルナブがいた痕跡はなく、やがてアルナブに非常によく似た男が国家情報局に追われていることが判明。

ヴィディヤは危険を冒してでも、アルナブの行方を捜そうとするが… 

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ボリウッドの印象が強すぎるインド映画。でも『バルフィ!』が想像以上に良かったので、「インド映画の本格サスペンス」と謳われていたこの作品を鑑賞。

「本格サスペンス」の言葉に少し期待し過ぎてしまった感は否めないです。

ラストの展開にはビックリしたけど、フェアじゃない感は結構強く思ったな。

謎がどんどん深く展開していく感じと、インドの決してキレイではない街並みは良かったです。あとインド美女も良かったです。美女だわ。

冒頭の映像がない、もしくはもう少しフェアな感じだったらもっと評価できた気もするんですが、なんかイマイチ乗り切れなかったかな。

インド映画は未見の名作『きっと、うまくいく』を借りてきていたんですが結局観ずに返却してしまったので、また時間のある時に借りてこようと思います。

長いのがネックなんだよな…。でも面白そうだから楽しみ。