忘れることに備える記録

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リベンジ・トラップ/美しすぎる罠

RETURN TO SENDER

2015年制作 日本公開無し アメリカ 94分

監督:フアド・ミカティ

キャスト:ロザムンド・パイク、シャイロー・フェルナンデス、ニック・ノルティ、カムリン・マンハイム、イリアナ・ダグラス

ある日、自宅を訪ねてきた謎の男にレイプされてしまった看護師のミランダ。

心身に傷を負った彼女は退院後、刑務所に収監されたレイプ犯に手紙を送り続ける。しかし、手紙は封が開けられぬまま全て返送されてくるのだった。

そこでミランダは、男の元へ面会へ行くことに。

ワンピースに着替え、綺麗にメイクし、何度も男に会いに行くミランダ。

次第に2人の距離が縮まる中、遂に男が出所することになるが… 

 

寒いですね。寒いです。

とにかく寒いのが苦手な私は日々寒さに愚痴愚痴言いながら生活しています。

映画を観てもあまりの寒さに手がかじかんでキーボードがうまく打てず、なんだかんだと書くのを先送りにしてしまってます。

あまりに溜まると感想を忘れそうなので少しずつ書いていかなくてはね。

 

ってことで、『ゴーンガール』で恐ろしい女を素敵に演じてくれたロザムンド・パイクの主演作ということで借りてきたこの『リベンジ・トラップ』。 

いやー…イマイチだったな。

いや、期待していたロザムンド・パイクの演技という点ではとても良かったです。でも今回も『ゴーンガール』のエミリーに近いイメージのキャラで、「知的で恐ろしい女性」ってのが非常に合うのはわかったけど個人的にそれはエミリーでお腹いっぱいだった気もします。

で、ストーリーはと言うと『リベンジ・トラップ/美しすぎる罠』←これです。

邦題のまま。まま過ぎて逆にビックリ。なので「驚愕の結末が待ち受ける、衝撃のサスペンス・スリラー」って煽られても別に驚愕の結末ではなかったな。

日本未公開なのもちょっと納得な、パイク目的で観るにはそこそこの作品です。

正直新作で観なくても旧作になって観るくらいがちょうど良いかと思います。

 

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイプされた看護師女性が犯人の男に復讐する話です。

ですが、復讐の仕方が回りくどいというか全くのれない。

犯人が自分に対して少なからずの好意を持っていたことを利用して時間をかけて復讐していくのですが…

復讐を達成しても観ているこっちは全くスッキリしないし、達成感もない。

そもそも出てくる人が全く!誰一人!好きになれないのです。

主人公と犯人は勿論、同僚達も父親も、誰一人好きになれない。

感情移入もできないし、ただただ若干の不快さを感じながらオチのわかる復讐を観続けていく…

主人公はレイプされたことによって壊れてしまった…みたいな感じで描かれているし、まぁそうなんでしょうけど、まずそもそもの時点でも「なんかなー」な人で。

それは母親に虐待?されていたからなんだろうな、とは思いますが最初からこんなに気持ちを乗せれない主人公でいいのか。

『ゴーンガール』はその点最初はエミリーにがっちりと気持ちを持っていかせてくれるので楽しく観れたんですが。

 

観賞から2週間くらい経つんですが、日に日に「うーん…」となってくる作品です。

そして意外と書くことがなかったな…

アレがイマイチ、ここが微妙って感じじゃなく「全体的にイマイチ」な作品でした、私としては。

ただ繰り返しますが、ロザムンド・パイクの怖い女感は抜群でした。

 

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