忘れることに備える記録

観たり・聴いたり・読んだり

『杉原千畝』『チャッピー』『リピーテッド』

時間ある時に書いていけばいっかー。と忙しさにかまけてたら感想をドンドコ忘れていきそうなので簡単にまとめておきます。

しかし忙しい忙しいと言ってますが、実際そんなに忙しいのかと言えば…アニマスを全部観て映画版もガッツリ観てしまったくらいなので時間はあるにはあるのかもしれません…いや、実際いつもよりは忙しいんですけども。

アニマス、デレアニらへんもそのうち書きたいです。そのうち。

 

・『杉原千畝

2015年制作・公開 日本 139分

監督:チェリン・グラック

キャスト:唐沢寿明小雪、ボリス・シッツ、アグニェシュカ・グロホフスカ、ミハウ・ジュラフスキ

1935年、満州国外交部勤務の杉原千畝は高い語学力と情報網を武器に、ソ連との北満鉄道譲渡交渉を成立させた。ところがその後彼を警戒するソ連から入国を拒否され、念願の在モスクワ日本大使館への赴任を断念することになった杉原は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を命じられる。

同地で情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を日本に発信し続けていた中、第二次世界大戦が勃発し… 

 f:id:ROUTE375:20151217015830j:image

かの有名な杉原千畝さんの感動エピソードが映画化。

杉原さんの話は文字だけで泣けるのに映画にされたら…と思っていたのに不思議なくらい泣けはしなかったです。 でもだからダメな作品かと言えば勿論そうではなく。

大まかな話の流れは知っているものと大差なく、「ここ泣き所ですよ!」といったお節介な脚色もそう無く、観ている側も史実としてきちんと受け入れることができると思います。

それにしても当時の外交官がスパイのような感じで、日本人から見ればそれは日本の為なわけだけどそれが正義かと言えば現代の私はよくわからなくなったり。

勿論彼の功績は国籍関係なく正義でしょう。

人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして、報いを求めぬよう 

正義と言うものがいかに言うは易く行うは難しであるかがよくわかる作品でした。

 

 

・『チャッピー』

2015年制作・公開 アメリカ・メキシコ・南アフリカ 120分

監督:ニール・ブロムカンプ

キャスト:シャールト・コプリー、デヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン、ニンジャ、ヨ=ランディ・ヴィッサー

2016年、南アフリカ。ディオンは、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。

しかし、世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと一緒に誘拐されてしまう。

起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。

圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、バッテリー残量が5日分しかなく… 

 f:id:ROUTE375:20151217015839j:image

当時映画館に観に行こうか悩んでいたものの結局行かなかった作品。すっかり忘れていたんですがふと目に入ったので借りてきました。

うん、これは映画館で観なくて良かったかな。

なんて言うか…設定は立派なんだけど色々と雑な気がする。 

そもそものディオンの行動も賢い人には思えないくらい衝動的だし、ニンジャ達ギャングのバックボーンもわからないのでラスト付近でもそんな感動とかしないし、ギャングに戦い方を教わってたはずのチャッピーがPCをやたら使いこなしたり、なんか加速度的に置いていかれる感じ。

ラストもまぁ私は何度も言うように「SFはバッドエンド派」なのでなんか釈然としない。

なんかラストは東山むつきの短編(タイトル失念、リターンズに収録されてたかな?単行本がパッと見つからないので…)の更生施設を抜け出す少年少女の話をふと思い出したりしました。

シャールト・コプリーのロボットになった上での可愛さと、ヒュー・ジャックマンのムカつき過ぎる悪役は良かったですが、残ったのはそれくらいかな…

 

・『リピーテッド』

2014年制作 2015年日本公開 アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン 92分

監督:ローワン・ジョフィ

キャスト:ニコール・キッドマンコリン・ファースマーク・ストロング、アンヌ=マリー・ダフ

目覚めると前日までの記憶が全てリセットされてしまう特殊な障害があるものの、献身的な夫に支えられ日々を送っているクリスティーン。

ある日、医師だという人物から電話がかかってくる。それを受けたクリスティーンは、夫に黙って彼のもとで診察を受けていると聞かされ、数週間前から自分が毎日の出来事を映像で記録していることを教えられる。

その映像を捜し出して再生する彼女だったが、そこには信じられない光景が収められていた。 

 f:id:ROUTE375:20151217015846j:image

これもまたイマイチだった作品。

登場人物が少ないこともあり仕掛けが結構早めにわかります。なのでその時点でもう主人公にイライラというかヤキモキというか。

その上、主人公も感情移入したり応援できるような人物ではないので観ていてモヤモヤとずっとある不快感…

もう少し長くなってもいいから構成とか脚本をもう少しどうにかすればもっと面白くなったんじゃないかなって思う。

とりあえずメインの2人の演技は良かったです。まぁそれも霞むくらい私にはハマらなかったですが。

ラストもあれでハッピーエンド?みたいな感じになるのがもう…。 

 

 

 

そろそろハッピーな作品が観たくなってきたので次はハッピーなやつを借りてこようかな。