なんちゃって家族
We're the Millers
2013年公開 2014年日本公開 109分(エクステンデッド版は118分) アメリカ
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
キャスト:ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、エマ・ロバーツ、ウィル・ポールター、ニック・オファーマン、キャスリン・ハーン
麻薬密売人のデヴィットはマリファナと金を奪われ、その穴を埋めるためにメキシコから麻薬を運ぶことに。
隠れて麻薬を運ぼうと策を講じたデヴィットは、家族旅行と見せ掛けることを思い付く。
元ストリッパーのローズ、童貞の青年ケニー、万引き常習犯ケイシーと共にキャンピングカーでメキシコに向かう。
下ネタ満載のコメディ映画です。面白い面白いと聞いていたので観ることに。
結果、なかなか面白かったです。声出して笑うとこはなかったけど「面白いなー」って感じで最後まで観れます。そして面白いだけじゃなくてストーリーもちゃんとあって良かった。悪ふざけして笑わすだけの作品ではなかったです。
最初、時間を見て(私はエクステンデッド版を観ました)、コメディで2時間とかマジかよ…と思ったんですが、ストーリーがあったから救われた(笑)
下ネタが平気な人なら普段コメディ観ない人にもオススメできます、下ネタが平気ならね。
以下ネタバレあり
コメディでネタバレって漫才のオチを教えちゃうようなもんだよね。
ってことで小出しにしておきます。
家族(擬き)4人のシーンは全体を通して好きです。
特にお姉ちゃん役のエマの表情がいちいちウザ可愛かった!
男の趣味は最悪だけど(笑)
スコッティ―Pのあのバカさ加減は堪らんかった。
最後につける「You knou what I'm saying?」が腹立つ(笑)
それに対するデヴィットの「わかるよ、英語だしね」もベタだけど良い。
あとケニーのキスの練習の「Too much tongue」もなんかめっちゃ面白く感じた、なんでかわからないけども…
あとダンもいいよね。あの奥さんはもうぶっ飛んでてある意味評価できないけども(笑)
あの謎のデカマグ。あれで大男をのすシーンとか格好良すぎる。
しかし逮捕シーンが結束バンドで「ザ・レイド」を思い出す…
何?結束バンド流行りなの?みんな森泉なの?と思ったけど、ダンは一線から退いてるから日用品で代用しただけだよね。
結束バンドの逮捕シーンがもう気になってしょうがないよ…
キャストはね、ジェイソンとかがいる時点でコメディとしてはオッケーでしょう。
個人的にグッときたのはやはりジェニファー!レイチェル!レイチェルだよ!
お年を召しても綺麗だなー。
NG集でラジオから流れてくるのが「フレンズ」の主題歌ってのがあって笑った。
しかしレイチェルのストリップシーンがこれだけ拝めるとは思ってなかったです、ありがとう。
綺麗な体をしていました。
あとベン・フォールズ。こんなとこで出会うとは…(笑)
しかもほぼアドリブらしい…何度も同じシーンを違うセリフで撮って良いのを探していたようです。コメディ俳優達だからこそですね!
そして1番堪らなかったのは日本語訳。
パロディと言うか、アメリカの作品とかの名前が沢山出てくるのでわからない人は全然わからないでしょうが…有名なものが多いには多いですが。
そんな中でデヴィットが車の中でオレらは仲間だ、でもオレがリーダー!的なことを言う時の字幕が個人的に本当堪らんかった。
「オレがジュリーでお前らがタイガース」
時代(笑)確かに復活コンサートとかしてたけど、若者のどれだけがこの訳を理解してくれるのか…。そしてジュリーもタイガースだからね、ジュリー&タイガースではないからね(笑)
しかしそんな訳をしてきたかと思えば、デヴィットがケイシーに心配したんだからメールくらい寄越せよって言ってるシーンでは
「”ぁたしケイシー どぶで死んでなぃぉww”とか」
って、なんだこの若者過ぎる感じ(笑)
翻訳の妙ですね!
とりあえず面白かった。
笑わせてくれながら、めちゃくちゃしながら、でも着実に少しづつ偽家族としての絆を深めていくところが描かれていて、見応えありの作品でした。
でもやはりあくまでも下ネタオッケーの人へのオススメです。
ケニーの下半身(腫れててちょいグロ?)が映ってたりするからね!
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