あっちゃん
あっちゃん
2015年公開 日本 103分
監督:ナリオ
キャスト:イノウエアツシ、歴代ニューロティカメンバー(修豚、JACKie、SHON、アキオ、カタル、ナボ、シズヲ、RYO、James)、蒼井そら、綾小路翔、石坂マサヨ、大槻ケンヂ、北島健司、宮藤官九郎、GEN、サトパー、SHOGO、ターシ、ハチミツ二郎、bamboo、HIKAGE、PON、増子直純、まちゃまちゃ、宮田和弥、矢沢洋子、RYOJI、井上綾子
どこにでもあるお菓子屋さんに生まれた男の、どこにもない生き方。
1984年より活動を続けるパンクロックバンド「ニューロティカ」の中心人物であるイノウエアツシを追ったドキュメンタリー。
メンバー間の確執やメジャー事務所との契約問題など、30年以上におよぶバンドの歴史のなかで起きた様々な出来事を本人や歴代メンバーたちが赤裸々に語り、1980~90年代に巻き起こったバンドブームの真相を明かしていく。
さらに、音楽活動の傍ら実家のお菓子屋さんの若旦那として暮らしているイノウエの日常にも迫る。
最近本当ドキュメンタリー作品多いですよね。特にミュージシャン系。そういうのをあまり観に行かない(私の好きな人たちはあまりドキュメンタリーにされないとも言う)私ですが、これは「観に行く!」となったもの。
AKBなあっちゃんを思った人は残念、あっちゃんはあっちゃんでも50歳なあっちゃんことイノウエアツシです。ちなみに私はAKB関係なら前田敦子なあっちゃんが1番好きです、余談ですが。
で、ニューロティカは好きですがファンって程ではない、でも好きって存在。好きな曲が「ア・イ・キ・タ」「チョイスで会おうぜ」「…to be HARLEM」「旅に出よう」なところからもガンガン滲み出るにわか臭。
ってことで「にわかが語るでない」となること間違いないのですが、ニューロティカについて軽くウダッと喋ろうと思いますので、にわかだけど許してください。
ドキュメンタリーにネタバレもなんもないので適当にウダッと簡単に喋ります。
しかもレイトショーの1日1回上映のみ。しかしそこは愛され人間あっちゃん、結構人がいました。
シネマテークの席でそこそこ人がいる状況って結構な苦痛…(笑)狭いし、イス固いし、列の並びの人がゴソゴソ動くもんならイスが揺れて気持ち悪くなるという…私は、はい、酔いました。映画が終わった時、まぁ途中からそこそこ気持ち悪くなってたという…でもあっちゃん観たいから我慢したよ。
と快適さからは程遠い中観たあっちゃんは、良かった。
あらすじでは赤裸々に云々って書いてあるけど、まぁ私がそこが目的じゃなかったからかもしれないけど、そんなん取るに足らない部分だと思う、この作品の中では。
これは「あっちゃんがどれだけ愛しい存在かを知る作品」、これでいいかと(笑)
これ観た人はニューロティカのファンの人もそうでない人も、ニューロティカを知らない人だって多分あっちゃんのファンになる、そういう作品(笑)
ちなみに製作費はクラウドファンディングで集めたわけだけど、目標金額375万円を大きく上回る940万円超が集まったという。あっちゃんの人徳というか、愛され度がわかるね。
ニューロティカをあまり知らない人からは、あっちゃんの格好からコミックバンド的な印象を持たれるかもしれないけど、普通にマジメにパンクロックバンドだからね。
劇中でまちゃまちゃが「コントもできるバンドみたいに言われてたけどコントなんてできやしないんだから」って言ってたけど、そうだよ。
疲れた時とか結構「旅に出よう」を聴くんだけどマジで元気出るというか前向きになれるからね、あっちゃんに感謝するからね(笑)
「…to be HARLEM」を聴いてる時は高確率で「H・A・R・L・E・M!」って言うからね!
実は私ピエロ恐怖症なんじゃないかってくらいにはピエロ大嫌いなんだけど(そのせいで近頃の某バンドは曲云々以前に嫌い)、でも何故かあっちゃんは昔から平気なんだよね、なんでだろう(笑)
っていう全然作品関係ない私のあっちゃん好き話でした。
まぁこの作品自体はニューロティカがそこそこ好きな人かバンドブーム時代を懐かしいって思える人とか、好きだった人とかが見れば楽しめると思います。
キャストを見て「やべー!豪華やん!」って思える人にはオススメ。
個人的には旧ニューロティカメンバーが観れて楽しかった。修豚とかどう見ても修豚で笑った。
とりあえず興味持った人いたらニューロティカ聴こう。50歳になるおっさんが何やってんだって気持ちは多分消えるよ。超かっこいいもんね。